Read Article

広告

発達障害(自閉症)の息子は犯罪に手を染め、刑務所に行きました

この記事は50代の女性に書いていただきました。

…….

 私には26歳の息子がいます。22歳になるまで発達障害と気づきませんでした。医師からは「自閉症と軽度の知的障害があります」と診断を受けました。

 息子の小さい頃を振り返りたいと思います。息子が2歳の頃あまり言葉を発しない事に気づいたのですが(言葉の遅れも顕著)、初めての子育てということもあり、「こんなものかな」とあまり気にしませんでした。

 また、息子はおもちゃに興味がありませんでしたし、テレビにも興味がなく、一緒に買い物へ行った時も何かお菓子いる?と私が尋ねるといらないと何に対しても興味を示さなかったのです。

 本当に大人しい手の掛からない子供と思っていましたが、悪さはたまにありました。洗濯の石鹸粉をその辺にばらまいたり、ぬいぐるみをちぎってバラバラにしたりして遊んでいました。やってはいけないと何度も叱りましたが、同じ事を何度も繰り返し、止めることをしませんでした。

 小学入学してもまだ言葉数が少なく、同年代のお子さんと比べて半分程度でした。学校にいけば言葉も話せるようになると思い、様子を見ていましたが、次第に少しずつ言葉が喋れるようになりました。

 小学3年の頃から登校拒否になり、学校の先生が迎えにきたりと大変でしたが、息子に学校へ行かない理由を聞いても何も答えません。発達障害の性質と言葉数の少なさが相まって、友達がいないか、もしくはイジメに合ったのだろうと思っていました。家では会話もなくただ毛布にもぐるばかりでした。結局、小学6年生まで学校に行ったり、行かなかったりを繰り返しました。

 中学生の頃も登校拒否をしていたので、思い切って田舎へ引っ越しをしました。引っ越して以来学校へ登校するようになりましたが、理由を聞くと転校生という事でみんなが側に寄ってきてくれ、友達もできたとのことです。ですので、中学生時代は息子にとって多少はいい時代だったのです。

 その後、高校へ進学しましたが3カ月で退学となりました。同級生に手をあげてしまったからです。この時から暴力的な側面が現れてきました。

広告

犯罪を犯し発達障害とわかりました

 息子が20歳になってから色々犯罪に手を染めるようになりました。最初はトイレの覗きからです。そして次に強制わいせつにより、逮捕されました。

 私にはなぜ犯罪を行なったのか、分かりませんでした。分からないので自ら精神鑑定の先生を探しお願いをしました。自腹で20万以上かかりましたが、拘置所での面接や発達テストなどいたしまして、結果は「発達障害の自閉症」と診断されました。

 息子はスカートに興味があるらしく、相手がズボンなら事件は犯していないと言う判断でした。スカートに対して強い「こだわり」があるそうです。先生の見方では自閉症の性質による「こだわり」が影響しているそうです。

刑務所での息子の状態

 医師には「自閉症によりコミニケーション能力や理解力が弱く、刑務所での作業もできないのでないか」と言われていましたが、作業は出来ているようです。

 面会と手紙のやりとりでは日々成長していると感じています。刑務所に入って良かったと思います。

 ただ、刑務所での規則はやはり理解しておらず、眉毛剃りは禁止なのに剃ってしまいました。当然、懲罰を受けました。

 驚く事に刑務所の受刑者には発達障害者が多いと刑務所の部長にお聞きしました。

出所

 その後、出所し、鑑定士の病院での治療が始まりました。治療日数は3年かかるそうです。その内容は認知療法と薬治療です。

 病院の予約を取り、発達障害の検査のためにペーパーテストなど色々行ない、その後、半年ぐらいでやはり自閉症との結果が出ました。先生からは「生まれつきですので治す方法はない」と言われました。さらに先生には「社会に出ても仕事はできない」と断言され、療育手帳の交付をしてもらってくださいと言われました、息子に療育手帳の事、病気の事を言いました。息子は「俺は障害者と違うので療育手帳はいらない」の一点張りでした。

 薬物治療では、少しずつ量を増やすといわれました。3種類飲むようにいわれましたが、まず1種類だけ飲むようにとエビリファイ錠を処方されました。

感情のコントロールが不可能

 今は家で一緒に暮らしていますが、息子はすぐカーとなり、冷蔵庫を手でトントン叩いたり、物を叩いたり、足を床にドンドンしたりします。私に伝えたい事があるけど、その伝え方が分からないと暴力的になります。

 薬の効果で、毎日喧嘩ばかりの日々が少し減りました。ある日薬を飲む事を忘れた時があったのですが、凄く暴力的になり、警察を呼ぶまでに発展したことがありました。

 息子がこうなったのは私にも責任があります。小さい頃から療育をしていけば犯罪を犯すまでには至らなかったでしょう。

[参考記事]
「自閉症スペクトラム障害(ASD)って何?その特徴とは」

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a comment

*
*
* (公開されません)

Return Top