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発達障害特性の克服のために行なってきたこと

 

私は発達障害(ADHD)です。今回はこの障害特性を克服するために行なってきたことをお話します。

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まずは生活リズムを整える

発達障害の人は周りの環境から色々な刺激を受けてしまいがちなので(感覚過敏)、睡眠障害を併発している方が多いです。または、発達障害による二次障害により、睡眠障害になっている人もいます。私もその一人です。なかなか、眠りにつけないのです。逆に過眠の人もいます。

私は発達障害の診断を受けた際に脳を検査しましたが、結果は1分間に7から9回ほど脳が過剰反応していることが分かりました。そこで、質の良い睡眠を取るために眠剤を処方されました。少しは良くなったと思いますが、まだまだ睡眠障害は改善できていません。

前頭葉を鍛えるために筋力トレーニングを始める

質の良い睡眠を取るために色々調べていたのですが、ある記事にたどり着きました。それはADHDの人は前頭前野(脳の司令塔)がうまく働いていないことが研究で分かったという内容です。それを改善するためには有酸素運動が良いとのことです。しかし私は運動が大の苦手で、今まで行なってきた運動はどれも長続きしませんでした。さらに幼い頃からの協調性のなさや、コミュニケーション能力に問題があるため、集団で行なうスポーツは非常に苦手です。

そこで有酸素運動ではないですが、ダメ元で筋力トレーニングをやることにしました。筋力トレーニングなら一人でコツコツできるので続けられると思い、さっそく市営のトレーニングジムに通いました。実際に始めてみると、早速問題にぶつかります。多くの器具や筋肉質な利用者に気をとられてしまい、中々トレーニングを始めることができません。ADHDの人は頭の中も多動性を持っているので、目移りしてしまうのです。

困った私は自宅でできる筋力トレーニングを始めました。しかし、市営のトレーニングジムと同じように、やり始めるのに時間がかかってしまいます。そのせいで寝るのを先延ばししてしまうことが何度もありました。これでは最初に説明した睡眠障害にも影響が出るので、トレーニングをする意味がなくなります。結局、上記の理由と、筋トレは有酸素運動ではないので前頭前野の刺激にならないのではないかという理由で、筋力トレーニングは止めることにしました。

ハローワークで相談

自分一人の力で発達障害の特性を改善するのは難しいことと、仕事をする必要があったことで、障害の事も含めてハローワークに相談しました。ハローワークで自分が発達障害であることを説明したところ、支援機関を紹介されました。それは15歳から39歳までの若い人を対象に、仕事を続けられない人をサポートしてくれる機関です。

ここではまず自身の過去について話しました。今までネガティブな過去が多く、思い出さない様にしていましたが、説明することで自分を客観視することができました。客観視することで自分がいつからネガティブ思考になってしまったのか、何故今まで上手く人と関わることができなかったのかが分かりました。人が話しているのに途中で話に割って入ってしまったり、人が嫌がることをしていました。

自分の癖というのはなかなか自分では気づかないもので、支援機関の先生から指摘されて初めて分かりました。自分の匂いが分からないのと同じことです。人から言われて初めて臭かったと分かるわけです(笑)今でもこの支援機関でコミュケーションや職業の訓練をしています。

自分では障害特性を改善できない人は支援機関に頼るのも手ですよ。

[参考記事]
「ADHDの性質をカバーするために行うべき対策とは」

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