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息子の発達障害が判明した経緯と保育園での対応

この記事は30代の女性に書いていただきました。

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発達障害への疑い

 産まれた時からたくさん眠りよくミルクを飲み、「親孝行な子だね」と言われてきました。3ヶ月手前で首が座り、おすわり~ハイハイ、つかまり立ちや伝い歩きも少し早めなペースで出来るようになりました。

 ある日職場の先輩と何気ない日常会話から、息子の違和感に気づく事となりました。「最近息子がバイバイを覚えたんだけど、手が逆向きなんだよね。」との会話から、先輩は「ずっと手が逆向きだと発達障害の可能性があるらしいよ。」と答えましたが、その時は全く意識していませんでした。そのうち普通のバイバイを覚えるだろう・・・。

 1歳の誕生日を過ぎた頃、ふと先輩の一言が頭をよぎりました。ネットで 【1歳 発達障害】と何度も検索をしました、その中に書いてある内容がかなりの確率で当てはまったのです。「プロペラやタイヤなどくるくる回るのもを見続ける」「つま先立ちで歩く」「落ち着きがなく衝動的に動き回る」他にもまだまだ当てはまるものはありました。

1歳児検診~支援センターへ。発達障害が判明

 1歳児検診の際も周りの子はママの膝に座って指差しや積み木が出来るのに、うちの子だけ座っていられない。常に走り回り叫び続け、早めにスタートしたのに終わる頃には一番最後となっていました。

 すると保健師さんから別室に呼ばれ、支援センターの紹介をしてくれたのです。私自身、息子の行動について気になっていたことと、保健師さんの勧めもあり早速支援センターへ通うことになりました。運良く県内でも有名な児童精神科の先生の相談会のキャンセルが出たので診察してもらう事ができました。

 その場での診断は 「ADHDの性質が強い」とのこと。当時息子は1歳3ヶ月。ただまだ成長途中で今後どうなるか分からないので経過観察と言われました。現在は 3歳半で【高機能自閉症】と診断されています。

息子に対する保育園の対応

 息子は2歳の時に保育園へ入園しました。入園前に園長先生へ息子の症状と簡単な対応方法を全て伝え、快く受け入れて頂きました。入園後も息子の症状と気分に合わせて色々な対応を考えてくださいました。

①目に入るもの全てに興味が移ってしまうため、おもちゃや絵本があると衝動的に走り出してしまいます。そのため今まではむき出しに置いていた棚を布で覆ってもらう対応をしてもらっています。

②目の前に広い場所が見えると教室を飛び出してしまうため、席順も考慮していただいています。廊下を背にすると教室を飛び出す事はなくなります。

 先生の声が届くよう、指導しやすいよう一番前の席にするとピアノを触ってしまったりするので、何度も席替えをして一番合う席を考えてもらっています。

③長テーブルだとお友達の物に手を出してしまう事があるので、ラインテープで区画をつくり、息子のスペースと見て判断しやすいような対応をしてもらっています。このように積極的に視覚支援にも取り組んでもらっています。

 他にも作業を始める前には、息子の目の前で「この作業をします」「お座りして待ちます」と視覚に訴える指示をしてくれるので、息子にも理解しやすくなり、とても楽しく過ごしております。

④入園直後のクラス会でお友達のママにも「息子は発達障害です。大変申し訳ございませんが、癇癪をおこし叩いてしまう事があるかもしれません。」と先に伝えておきました。

 そのためか保護者のみなさまも息子のことを気にかけてくれて、保護者からも園での様子を教えてもらっています(息子は園での出来事を話してくれないためとても助かっています)。

 発達障害の子供には周りの環境がとても重要となります。環境次第で大きく成長する事が出来る事を実感しております。

[参考記事]
「発達障害の子供が生きやすくなるか生きにくくなるかは親次第」

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