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自閉症の息子に行った療育は言語療法、作業療法、音楽療法

この記事は40代の女性に書いていただきました。

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 現在24歳の自閉症の息子ですが、息子が1歳半検診の時に自閉症と診断されてからは、さまざまな療育を行ってきました。

 その中でも主軸となった3つをご紹介させて頂きます。

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■言語療法

 どうしても発語が遅かったりすることの多い自閉症児には、まず言語療法(ST)を提案されることも多いです。私の息子も発語訓練、言語訓練が最初の療育でした。

 言語療法は、話せる単語が全くないという子や、2つ・3つの単語を話せるという子でもあまり訓練の内容は変わらず、療法士が根気よく絵カードやサインを使っての療育となります。

 言葉は一生を通して彼らのコミュニケーション手段として大きく関わってくるので、発達段階で大事なこの時期は、家庭でも積極的に絵カードを使っての訓練をやっていきました。

 言語療法は、療育センターだけでなく個人的にされている方もいるので、いろいろな方のアドバイスを受けながら進めていくと、多角度からのアドバイスを頂けるので是非お勧めです。

 子どもにどの訓練法が合うのかは試してみないとわからないことも多いので、幼いうちは体験させることを通していろいろな訓練法チャレンジしてみました。

■作業療法(0T)

 作業療法は、たくさんの遊びや行動を通して彼らの体の動きや感覚が日常的に過ごしやすくなるための訓練です。

 手の細やかな動きが苦手な子も多いため、みかんをむく・お箸を使う等細やかな手先の調節を訓練していきました。

 あともう一つ、「感覚過敏の緩和」という大きな目的もありました。手をつながれるのが苦手、人から触られるのが苦手など代表的な症状もありますが、多くの子に「ある特定の場所を触られると激痛に感じる」という特徴があります。息子の場合は首の後ろだったのですが、そこを触るとものすごく泣きわめくようになっていたのですが、これが自閉症などの障害の特徴と聞いて納得しました。

 しかし日常生活では入浴や散発などのたびに号泣するため、日々とても困っていました。「感覚中枢、物の感じ方がこんなにも違うと生きづらいだろうな」ということを感じたので、「この感覚は一生治らないものですか?」と医師に尋ねたところ、「その感覚を緩和していくために療育がある」と言われました。それならばたくさんの療育と経験をさせてあげたいと思ったのです。

 私たち一般の人でも初めての体験は必ず不安や恐れがあります。自閉症児にとってはそれの何倍もの不安があります。一度経験すると耐性が出来るように、自閉症児も時間はかかっても必ず慣れてくる時期が訪れます。そういった意味でも作業療法は根気よく進めていく訓練です。

■音楽療法

 息子はテレビから流れる童謡や音楽が大好きだったこともあり、音楽を体験させてみたいなと思っていたところ、アメリカのノースカロライナ州で自閉症の音楽療法が積極的に行われていると知り、その指導をしてくれる方を探して週に1回音楽療法を行っていました。

 歌、ダンス、リズム遊びと楽しみながら、太鼓でリズムを取ることを覚えていきました。自閉症に限らず、太鼓は、自分で音を鳴らすことがすぐできることに加え、太鼓の音は気持ちが安定してくると言われています。

 太鼓をたたくことを何度か繰り返しているうちに、タイミングがだんだんと拍数に合わせて叩けるようになったり自分でリズムを取れるようになってきました。

 音楽のセッションは心からのコミュニケーションにつながるため、療法士とセッションする際に息子はとても嬉しそうな笑顔で溢れていました。

 以上、さまざまな療育は、体験を通して彼らが今後の人生で生活しやすいようにサポートしてあげることができるツールです。

 自閉症の人は「忘れることが出来ない障害」とも言われるくらい、たくさんのことを記憶しています。良い体験も悪い体験も記憶しているのならば、喜びや成功体験をどんどん記憶に上書きさせていくことが、彼らの自信につながるのでは、と思います。

[参考記事]
「自閉症スペクトラム障害の性質によりルールから外れるのが嫌い」

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